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社会福祉法人美桜里会 桜花保育園

桜花保育園はさいたま市大宮区桜木町にある平成25年4月に開園した認可保育園です。「よく食べ、よく遊び、よく眠る」「明るく元気で素直な心をもち、基本的生活習慣を身につけ、豊かな感性を育てる」「幼児教育を身につける」を保育目標とし、生後60日から5歳までの約100名の子どもたちが在園しています。

桜花保育園の園舎は地中熱利用空調・床暖房システムを導入し、環境に配慮した建物となっています。

地中熱利用とは・・・

外に出ると夏は暑く、冬は寒いと感じます。これは外気の温度が年間をとおして差があるからですが、約10m以深の地中は年間をとおして気温が15度程度と一定です。

この性質を利用し、夏は冷たい地中の温度を冷房に利用し、冬は地中の温かい温度を暖房や給湯に利用します。これを地中熱利用といいます。

桜花保育園では、暖房運転時には1、2階保育室の空調や1階保育室の床暖房、冷房利用時には1、2階保育室の空調として地中熱を利用しています。

地中熱空調・床暖房のメインスイッチです。

冷房と暖房の切替や暖房時は空調又は床暖房の選択ができます。

朝、床暖房のスイッチを入れると徐々に温かくなり、季節の変わり目は床暖房のみで快適に過ごせます。床が温かくなると部屋全体が温まり、暖房の温度設定も高くしなくて済むようです。

地中熱の空調リモコンです。

保育室にも空調リモコンは設置されており、状況に応じた温度設定が可能です

空調リモコンをよく見てみると赤いシールが貼ってあるのが分かります。これは、地中熱利用のリモコンと通常の空調設備のリモコンを容易に区別するためです。

地中熱利用の冷暖房の吹出口です。こちらにも赤いシールが貼ってあり、地中熱を利用したエアコンの吹出口であることが一目でわかります。

保育室には地中熱利用の冷暖房の吹出口 (赤)と通常の冷暖房の吹出口 (緑)があることが分かります。

地中熱利用を上手に使いながら、保育室の温度を適温に保っています。

地中熱利用システムは地中の熱を取り込む機器の為、機器のほとんどは地中に埋め込まれます。ヒートポンプは園の片隅に設置されており、保育園の空調や床暖房の役割を担っています。

園長先生にお話を伺いました

園を建設する際、環境に配慮した設備の導入を検討した中で、地中熱利用システムは設備自体が地中に埋め込まれるため、園児たちの安全を確保しやすい点と年間をとおして平均的にコストを削減できることから導入を決めました。

地中熱利用は、1階は空調及び床暖房、2階は空調に導入しています。1階は3、4、5歳児、2階は0、1、2歳児の保育室があり、床暖房を利用すると暖房を切った後も室温が温かく保たれ、お昼寝をする時も床が温かく心地よく眠れると園児たちにも好評です。

平成25年の開園以来、機器に関して大きなトラブルもなく、園児たちも喜んでいるので地中熱システムを導入したことに大変満足しています。

施設詳細

施設名 社会福祉法人美桜里会 桜花保育園
所在地 さいたま市大宮区桜木町4-554-1
電話番号 048-782-8286
さいたま市環境キャラクター さいちゃん
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さいちゃん

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